原宿

RYOSUKE TEI 個展 “D.O.A.T. D.O.A.T. D.O.A.T.”

15.Nov.2024 - 24.Nov.2024

【RYOSUKE TEI “D.O.A.T. D.O.A.T. D.O.A.T.”】

tHE GALLERY HARAJUKUにて、

11月15日(金)より、程亮介による個展「D.O.A.T. D.O.A.T. D.O.A.T」を開催いたします。

オリジナルキャラクター「D.O.A.T.(ドート)」が描かれた作品を展示・販売いたします。
ぜひ、ご高覧くださいませ。

 

<開催概要>

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場所:tHE GALLERY HARAJUKU
期間:11月15日(金) ~ 11月24日(日)
休廊日:月・火曜日
時間:11:00〜19:00

<Opening Reception>
日時:11月15日(金) 18:00〜
場所:tHE GALLERY HARAJUKU
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●STATEMENT

私のオリジナルキャラクター「D.O.A.T. (ドート)」は、犬でも猫でもない存在でありながら、その両方の要素を併せ持つキャラクターです。その名前は「Dog」と「Cat」という単語を含み、また「Doors Open Another Tomorrow」の頭文字から取られ、未来への希望も象徴しています。

D.O.A.T.には性別や年齢の設定がなく、あらゆる性質に自由に変化する存在です。その目には黒い○の中に白い×が描かれ、白と黒、○と×といった相反する要素が共存する太極図のように、矛盾と調和の象徴となっています。コロナ禍という不確実な時代に誕生したD.O.A.T.は、枠にとらわれない自由な表現を追求するためのアート作品として生まれました。

D.O.A.T.は有名なキャラクターの衣装を着たり、その所作を真似たりすると、どこか違和感のある有名キャラクターに見えるようになります。このことから「アイデンティティとはどこに宿るのか?」という問いが浮かび上がります。例えば、現実世界で高級ブランドの服を纏ったり、ファストファッションを着たりすると、他者からの印象や自身の感覚に変化が生じます。この現象を通じて、私たちは何によって自分自身を定義しているのかを考えさせられます。

D.O.A.T.は、こうした「アイデンティティとは何か?」という問いをポップで親しみやすい表現を通じて提示する存在です。キャラクター文化と自己の本質について、私たちの多様な価値観が交差する場を創り出し、観る者と共に考察を続けています。

― 程亮介

 

●程亮介 / Ryosuke Tei profile

神戸に華僑3世として生まれる。
多摩美術大学絵画科油画専攻を卒業後、アーティストとしての活動を開始。
1970年から1990年代にかけて、日本では「おまえは日本人ではない」、中国では「おまえは中国人ではない」と言われ続け揺れ動くアイデンティティに疑問を抱く。
「自分とは何者なのか?」という問いに向き合いながら、自身のルーツとアイデンティティを探る制作活動に取り組む。

しかし、1995年の阪神淡路大震災で実家を失ったことをきっかけにアーティスト活動を中断し、ビデオゲーム業界へ と転身。グラフィックデザイナーとして新たなキャリアをスタートさせ、約30年にわたりデザインの分野で活動しました。
1998年にはキャラクターデザインとグラフィックデザインを融合させた「フリフリカンパニー」を設立し、NIKE、任天堂、バンダイ、セガ、サンリオといった国内外の大手企業のキャラクタープロジェクトに携わり、注目を集めた。(フリフリカンパニーは2008年に解散)

その後、2011年には個人事務所「株式会社オコサマスター」を設立。

2022年には再びアーティストとしての道を歩み始め、オリジナルキャラクター「D.O.A.T(. ドート)」を通じて「アイデンティティとは一体どこに宿るものなのか?」というテーマを探求している。キャラクター文化とストリートカルチャーを融合させた独自のスタイルで作品を展開し、多様な価値観や背景が交錯する中でのアイデンティティを表現している。

<Instagram>
@ tei.artworks
https://www.instagram.com/tei.artworks

<X>
@RyosukeTei
https://x.com/RyosukeTei

 

●キュレーター米原康正より
漫画的アプローチをアートとして作品に昇華させるのではなく、
キャラクターを描く漫画的作品そのものがアートなのだ、という真っ当なセンスで
アートシーンをぶった斬る。