米原康正がキュレーションするギャラリー、tHE GALLERY HARAJUKUにて、
9月2日(土)より、糖衣華・泉谷しげるによる二人展「VS」を開催いたします。
糖衣華・泉谷しげる二人展「VS」
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場所:tHE GALLERY HARAJUKU
期間:9月2日(土)~18日(月)
休廊:月・火曜日 ※18日(月・祝)は開廊
時間:11:00~19:00
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●キュレーター米原康正より
造形作家糖衣華。彼女と出会ったのは1年半ほど前、あるグループ展に参加してもらった時のことだ。
彼女の作る制作物はもちろん、その思考もかなり面白くそれをみんなに伝えたくていろいろ彼女と接触を持った。
そして会ってから半年ぐらいした頃ビデオインタビューをさせてもらう。
糖衣華
https://www.instagram.com/poifull_co
向かったのは彼女の自宅。部屋でインタビューをさせてもらったのだが、
その自宅の作りにかなりこだわりを感じた僕はここに一緒に住んでいるというじじ(おじいちゃん)に興味を持った。
「そのおじいちゃんは何やってるの?」
「泉谷しげる」
かなりの衝撃だった。
それ聞いた瞬間
「泉谷さんの作品展やりたい」
って興奮してた。
泉谷しげる
https://instagram.com/izumiyahonnin
(IZUMIYA ART WORKS専用)
実は僕泉谷さんの描く作品のかなりのファンだったのだ。
1980年石井聰亙監督の映画「狂い咲きサンダーロード」ではその美術と音楽をを担当。
1982年同じく石井聰亙監督の映画「爆裂都市」ではそのキャラクターのクリエーティブをも担当している。
これは後から本人に聞いた話だけど
1971年にフォークシンガーとしてデビューする前には漫画家になりたかったそうだ。
超アンダーグランド漫画雑誌「ガロ」へ寄稿していた。
「でも漫画家には向いてないのわかったの。わかったからそれから絵は片手間で描いてる」
「片手間にしてはあまりにも手が掛かってないですか?」
って質問に泉谷さんは
「手がかかってるにしても片手間にやってることだから売るってことはあんまり考えられないんだよね」
そんなやりとりに
根っからのストリートな人なんだな、ってことを改めて感じた。
泉谷さんが伝えたいのはお金ではなく創造なのだ。
それは孫にも引き継がれている。
そんな華と泉谷しげるの「VS」展を
tHE GALLERY HARAJUKU
で開催します。
孫とじいちゃんのVS対決。
どんなものになるのか僕にも全くわからないけど、
時(とき)という概念をぶっ飛ばした展示になるのだけは
確かだと思います。
誰よりもまず僕が一番みたい
2人展です。これは。。